ヤクシソウです。
食べられるのかどうか?
葉を摘み取ったときに白い汁が出てきたので、1日水につけ灰汁抜きをしました。しかし灰汁抜きをしても苦みが強く、食べるのは難しいです。口に入れるとじんわりと苦味がひろがり、舌がしびれる感じがします。無毒のようですが、食べない方がいいです。
味はどう?
苦みが強いの一点です。キク科なのにキクの香りはまったくしません。ひたすら苦いです。
食べられる量はどれぐらい?
食べられないので、ゼロです。乳液が出てくる雑草は試すべきではありません。
茹で時間、食感、味付は必要か?
葉っぱだけをとってきましたが、下の写真のように葉っぱから白い汁がしみだしてきます。コニシキソウをおもいおこさせるような気味の悪い白濁色で、見るからに食べ物ではなさそうでした。
1日水につけて灰汁抜きををした結果、白い汁は出尽くしたようでした。茹で時間は薄い葉っぱなので2分でも多かったぐらい。キク科なので湯気はキクの匂いそのものでしたが、水につけたので多少は弱くなっているのかもしれません。それにしても灰汁抜きをしたのに、煮汁は緑から黄色に変わっていき、あまり思い出したくもないコセンダングサを思い起こさせるような色あいでした。ほぼトラウマ状態なので食べる気になりません。醤油をつけても、苦味は変わらずそのままの状態を維持してました。こんな状態ですので、食感はどうでもいいですが、それなりに固さを維持してましたので噛んだ感触だけは合格点でした。
この雑草は?
花が少なくなる秋半ば以後に咲いてくるキク科雑草です。黄色い花の咲くさまが薬師如来の光背のようになっていることから名付けらています。春の根生葉は茹でて食べることもできるようですが、苦味があるのでパセリのようにほんの付け合わせとして薬味代わりに使用するようです。ただ、生の葉っぱを千切ったときの白液汁はかなり抵抗があります。
薬用としては、乾燥した花を皮膚にこすりつけることで腫れものによいそうです。
ヤクシソウ,薬師草,Youngia denticulata,キク科オニタビラコ属
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ヤクシソウ:0
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は苦み、香りはしない
・量は食べられない
・醤油があっても苦味がきえない
・食感はいい
「賑やか」
他の雑草がしおれてきて、たんぽぽぐらいしか彩がない草地で、黄色い花が多数集まって咲くことから名付けられたようです。