ツワブキです。
茹で時間は?
葉っぱは立派なものの、フキのような太い茎がなく葉っぱだけの試食になりました。生ではキク科にしては、セイタカアワダチソウのようなキクの香りはほとんどせず、フキそのものの匂いでした。茹でると雑味臭が2分ほど漂ったあと、またフキの香りがしてました。最初は3分にしたものの、葉っぱに水気が含まれない状態だったので追加2分の合計5分でオヒタシ状態の食べられそうな柔らかさになりました。煮汁の変化はほとんどなく、ほぼ透明でした。
味はどう?
生の時のフキの香りに比較して、茹でた後は、キクの味でした。それに苦い。噛めば噛むほど苦みの汁がでてきて、飲み込んだ後も口内に苦味がかなり残る感じでした。
食べられる量はどれぐらい?
フキの仲間ということで少しばかり期待があったものの、どうにも苦さがあるとほとんど食べられません。せいぜいひと口の味見程度までです。
味付は必要?
醤油の味付けでも苦味の強さは消えず、まったくおいしさを感じません。これまで60種以上の各種雑草を食べてきましたが、醤油で苦味が消えるものとそうでないものがあり、これは一度分類してみる必要がありそうです。
食べた感触は?
最初の3分では葉っぱに水気がまったく含まれなかったものの、追加2分の合計5分茹でた後では、立派なオヒタシの柔らかさになったため、噛み心地はよかったです。
ツワブキに毒があるのか?
ツワブキの利用法で多いのは、フキと同じように茎の部分を調理することです。おひたしや佃煮にする調理例がいくつもあります。いずれも数分煮た後に30分以上水につけて念入りにあく抜きして食べます。葉っぱの調理法はあまりないようです。
それと毒の有無についても見解が分かれております。地方によってはフキと同じようにツワブキも「食べ物」として利用されている一方、動物実験では肝障害を引き起こすなどいう指摘もあります。
下の農水省の引用では「フキ」「フキノトウ」にはピロリジジンアルカロイド類が含まれているが、灰汁抜きをきちんとする、常食、多量摂取をしなければ懸念はないとの表示があります。
5分煮た程度のおひたしでは、きちんと灰汁抜きされていないため、毒成分の苦味が強いのでしょう。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ツワブキ:2
【まとめ】
・茹で時間は5分
・味はキクと苦味、香りはキク
・量として豆皿まで
・醤油があっても苦味が消えない
・食感はいい
「困難にまけない」
海岸の岩場に自生しているので、波風に耐え命をつなげていく様なのでしょう。