チドメグサです。
茹で時間は?
葉茎ともに柔らかいので2分で丁度いい柔らかさになりました。生だと青臭さいっぱいですし、湯気も青臭いです。ただ、茹でるとその青臭さは消えていきます。茹であがった後の色も緑のままなので視覚的にもおいしそうですし、茹でた時の青臭さは、食べる段階になると鼻に抜けていく香りになるので,いやなものではありません。ウコギ科というセリ科の近縁なので,香りの良さがあります。
味はどう?
シロツメグサによく似ています。多少の青臭さと遅れてやってくる僅かの苦みがあり,素材だけだと,香りの良さ以外はそれほどすぐれているところはありません。
シロツメクサ(白詰草)に醤油をかけて食べた - 雑草生活 ~weed
食べられる量はどれぐらい?
ひと口以上豆皿以下ですね。遅れてくる苦味があるので多量は食べられません。名前の通り、止血剤として使われる用途なので食用としての利用は多くありません。
味付は必要?
醤油で激変します。シロツメクサもそうでしたが、青臭さと苦味が噛むたびに出てくるので,素材だけだとおいしいものではないですが、醤油で青臭さと苦味が完全に消えます。香りは残るので、おいしさだけが強調されますね。味指数の「3」は醤油をつけた後の数値です。
食べた感触は?
茹で時間がマッチしてたので、食感はよかったです。噛んだ感じは固めの水菜に似ています。
チドメグサ番外編
ペニワルトジュースというチドメグサを原料としたジュースがあるので、自作で作ってみました。摘み取った材料の量が少ないので舐めた程度の感想です。
元々青臭さ満点の材料をスプーンですり潰して、かろうじて汁が作れたので、さっそく舐めると、おひたしよりも苦味がまったくない。青臭さはわずかにあるもののわずかの甘味すら感じる状態で、青汁より少ない青臭さで、青汁だと喉の奥で感じるざらつきも全く無く、飲むつもりなら飲めるという具合でした。
なるほど、これならジュースにしても飲めるかもしれないですね。
いくら念入りに洗浄しても、さすがに素人調理でコップ一杯の量を飲むのは危険ですが、市販品があるのは需要があるからなのでしょう。
おひたしはシロツメグサに似た味でしたが、生だと豹変するようです。味指数で言うと、青汁より上の「3.5」というところでした。
関連種としてブラジルチドメグサがありますが、こちらは「特定外来植物」という栽培、運搬が禁止されているもので、水面にびっしりと生息します。
今回のは、日陰に生息する在来の「チドメグサ」ですのでまったく違います。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
チドメグサ:3
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は遅れて苦味、香りがいい
・量として豆皿まで
・醤油で箸がすすむ
・食感はいい
「秘密」
意味不明ですね。日陰にひっそり生息しているからなのでしょうか?
止血の効果から「役立ち」という方が合いそうです。