チカラシバです。
茹で時間は?
2分だとそれほど厚くない葉っぱに水気が含んだ様子にもならず、追加2分にしましたがまだ固かったです。生の葉っぱの状態、茹でた時の湯気ともにイネ科の独特のほんのりとする匂いがするだけで、葉の縁がカミソリのような切れ味がある意外特徴はありません。茹でるとそのカミソリ縁はやわらかくなり、口に入れても口内は血だらけにはなりませんでした。
味はどう?
さすがに種の部分は毛虫でも食べたような印象が予想されるので、葉っぱだけにしましたが、とにかく固いだけで、味、香りともに何もありません。ほぼヤブランやメヒシバと同じくセルロースだけの素材でした。
メヒシバは牛の好物(人の食べ物ではない) - 雑草生活 ~weed
食べられる量はどれぐらい?
固く歯ですりつぶせないので、ひと口の味見だけで十分です。
味付は必要?
不要です。味も香りもないのでまさしく無味乾燥そのものです。
食べた感触は?
便秘の人にはいいかもしれませんが、固いのみで、人がたべても消化不良になるだけでしょう。
チカラシバはシバなの?
高麗芝や野芝もイネ科だし、刈込作業をしなければ30cmぐらいにはなるのでチカラシバという命名法は間違いではありません。防除対象でありながら、特定外来植物でも要注意外来植物でもありませんが、牧場の草はライグラスがメインなので、あまり増えすぎるとやっかいなため、カミソリ状の葉の縁でも容易に食べるヤギが、防除用に飼育されるようです。牧場という限られた場所だけでなく路傍でたまに見かけるぐらいで、セイタカアワダチソウのように群れを成して生息するわけではないので、そこまで躍起に防除対象にしなくてもいいと思われます。
コウライシバの伸びた状態
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
チカラシバ:1
【まとめ】
・茹で時間は4分でも固いまま
・味、香り共になし
・量としてひと口まで
・醤油があってもまずい
・食感は固すぎ
「気の強い」
なかなか抜けず地に足がついた様を表現しています。