ヨシです。
茹で時間は?
カミソリ顔負けの葉の縁とほぼ枝に匹敵する茎は7分煮てもまったく変化ありません。
葉っぱはほとんど水分を含まず、縁のカミソリ刃も生の状態と同じような鋭い切れ味を
持っており、鍋に入れるだけで難儀しました。茎も同様に煮ても追い打ちをかけるような固さを保っており、こんなのをたべようという人はいないでしょう。イネ科なので、似た時の香りはよかってでした。
味はどう?
どう転んでも食べられないと思いつつ、口に入れて噛み始めると、固いのはとりあえず置いといてじんわりとした甘さがしみだしてきます。味自体は、ススキが無味なのに対して意外なものでした。
食べられる量はどれぐらい?
とにかく葉茎とも固く噛んでも噛んでも呑み込めるまでにはいきません。味指数では0.5にしましたが、ほんのりとした甘みを味わえるため、0にはしませんでした。キシリトールガム代わりの食後の口内掃除用ですね。
味付は必要?
味付しても変わりません。この雑草は食べる素材ではありません。
食べた感触は?
固い、歯ですり潰せない、何度噛んでも細かくならない。今までで最高レベルの固さでした。上あごがじんわり痛くなります。
ヨシとは?
「ヨシ」と「アシ」は同じ植物です。「アシ」が日本語的に「悪し(アシ)」になるので、逆の意味として「ヨシ」と読んでいるだけです。おひたしの素材にはなりませんが、茎は「ヨシズ」などの工芸品や茅葺屋根の材料になり、もっと大きく育った茎は
「葦笛」として利用されるようです。
筆者は篠笛と尺八を嗜みますが、葦笛も将来的にチャレンジしてみたくなりました。
雑草関連とは違いますが、ネタとして冬にでもやってみます。
食材として意外なことに、うどんやアイスクリームとして販売されてます。上のインプレのように甘味があるので、加工すればどうにか食べるものに化けるようです。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ヨシ:0.5
【まとめ】
・茹で時間は7分
・味はかすかな甘味、香りはイネ科の匂い
・量としてひと口以下(噛んで甘味を味わうだけ)
・醤油つけても同じ
・食感は固すぎる
「音楽」「従順」「哀愁」
音楽は茎を笛の材料にするからなのでしょう。残り2つは風に揺らぐ様を表現しているのではないかと推測します。