カレンソウ(蚊連草)です。
食べられるのかどうか?
蚊よけで有名なこの雑草(ハーブ)を食べるのは根切り虫ぐらいですね。結論から言うとやはり食べられません。
地植えの状態ではもの凄い芳香をかもしだしていますが、茹でるとその香りは相当削られます。まして、茹でた後水に浸してからさらに絞っているので、灰汁もろとも蚊よけの有効成分の香りまで消えてしまうようです。
味はどう?
茹でると芳香成分はほぼ飛んでしまうようで、生に比べればあまり匂いはしません。ただ口に入れると舌がしびれる感じがしますが、ほかにはやや苦味を感じる程度です。水気をほとんどふくまないので、噛んでもパサパサ感があり、水分が飛んだ枝豆の殻を細かくしたものを口に入れているような状態になります。
食べられる量はどれぐらい?
食べられないのでゼロです。舌がしびれるのは怖さがあります。
茹で時間、食感、味付は必要か?
キク科なので葉っぱは柔らかく2分で茹でましたが、この雑草は茎が枝のように固いので葉っぱだけを対象にしてます。久々のデガラシ色になった雑草で、この色になると直感的にまずいと脳が反応しそうでした。食感は春菊とおなじぐらいのおひたしらしい噛み心地でした。舌のしびれと微妙な苦味、水気のない素材では、醤油をつけてもまったく変わらず不味いままでした。
この雑草は?
カレンソウの蚊よけ成分はシトロネラールで、半数致死量がラットの場合、経口投与で5g/kgです。今回は咀嚼はしたけど飲み込んではいないですが、噛んで汁の味を確かめただけで、少しばかり胃に違和感を覚えます。試食してから30分後の出来事です。この雑草は、食べるものではなく、鉢植えを窓際において蚊よけにするのがベストと思われます。
今回、下の写真にように詰んできたカレンソウを挿し木にして栽培してみることにしました。かなり強い草なので春先には増えていることを期待したいものです。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
カレンソウ:0
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は辛く舌がしびれ、かすかにハーブ臭がある
・量としてひと口ですら食べられない
・塩以外の味付けをしても不味い
・食感だけはいい
「安楽な生活」
蚊がいなければ寝不足にならず安楽な生活をおくれますね。もうすこしひねりが欲しい花言葉です。