キクイモです。
食べられるのかどうか?
キク科の野草は基本食べられます。キクの名前が入っており、イモというなじみのある語感があるので食べても問題ないです。葉っぱの見た目がいかついており、ざらざらした感触があるので「こんなの食えん!」という先入観は捨ててください。
味はどう?
味はありません。野草によくある苦味も渋みもなく、ほぼ無味でかすかな辛味があとからじわっと口内に広がっていく感じです。
食べられる量はどれぐらい?
パサパサ感が強いので、豆皿程度にしといたほうがいいでしょう。葉っぱのざらざら感が舌にかすかにあたってアザミでもたべているかのようでした。
茹で時間、食感、味付は必要か?
葉っぱが固く、ざらざら感があるので今回は4分の茹で時間。4分でも一向にやわらかくならなかったものの、葉っぱが崩壊してきたので妥協しました。固い葉っぱながらも、それなりに水分を取り込み、歯ごたえはよかったでした。味は無味ながらも微妙な辛味が残ります。パサパサ感が強いので醤油味にすると十分に食べられました。
この雑草は?
何と言っても主役は根っこのイモの部分です。野草食では葉っぱメインなので、行いませんでしたが、生でたべる、甘辛揚げ、きんぴら、みそ漬けといったじゃがいも料理に匹敵するぐらいのバリエーションがあります。効能もイヌリンという成分が血糖値を下げる、空腹感をなくしてくれる、高血圧の予防効果もあるようです。
筆者は中年おやじ典型の高血圧気味なので、非常に魅力を感じます。なお、降圧剤は飲んでおらず、食品の「あおさ」を朝、夕におおさじ一杯を口に放り込むという雑なやり方ながらも、健康診断で150台がたった2週間で120台になった事例があります。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
キクイモ:3
【まとめ】
・茹で時間は4分
・噛んだ直後の味はなく、パサつき感が多くやや辛味があり、茹でると香りはいい
・食べられる量は豆皿
・醤油味で可食
・食感はよい
「美徳」「恵み」「陰徳」
外来種ながらも健康に寄与する成分がある野草というよりも食べ物と言ってよいものなのでいい命名ではないでしょうか?