スペアミントです。
食べられるのかどうか?
シソ科の多年草なので食べられますが、おひたし食を実際にためした人は少ないのではないでしょうか。ぺパーミントと違い、食べるミントと言われ禁忌成分もありません。
味はどう?
基本無味です。毎回塩一つまみで茹でているのでこころなしかしょっぱさが際立ちますが、スペアミント自体に味はありません。
食べられる量はどれぐらい?
無味とほぼ香りの抜けた青い植物と化していますので、味も素っ気もなく、ひと口がいい所です。
茹で時間、食感、味付は必要か?
茹で時間は2分で、生の状態でも湯気もこれでもかというぐらいにミント臭がただよってきます。煮汁は緑に変化し黄色いアクのようなものまででてきました。茎がやや硬かったものの、葉っぱはほどよい柔らかさになってました。
ただ、茹でた後の状態はきれいなオヒタシカラーでそれなりに食べる気になりましたが、口に入れてみると味はまったくなく、茹であがった葉っぱも水分を含むこともなくパサパサ感が強いだけでした。醤油味にしてみても味に変化はなく、はっきり言って進んで食べるものではない野草です。オヒタシという、精油成分をほぼなくしてしまう調理法なのでやむを得ない結果となってしまいました。
この雑草は?
スペアミントは数あるミントのうち、もっとも馴染みがあるハーブでしょう。お茶にしたり、サラダの付け合わせにしたり、香りを楽しむワンポイント食材としてあまりにも有名です。薬効も殺菌、消毒、虫よけなどの効果があるようですが、研究機関での報告書として公開されているわけではありません。虫よけになるか否かは夏にミント畑に行って蚊にさされやすいかどうかですぐにわかります。
ところで、庭に植えるとやっかいな植物は何があるとおもいますか?
実は、ミントは竹や笹に並んで筆頭株になるぐらいの庭に植えてはいけない要注意植物なのです。繁殖力が異常につよく、肥料もいらず、夏の暑さにも冬の寒さにも強く、地植えにすると数年で庭一面に広がってしまうぐらいになります。ミントを育てる場合は、必ずプランターで行うことが大事です。
同じミントでもぺパーミントには禁忌成分があります。スペアミントの成分がl-カルボンが約60%、リモネンが約10%なのに対して、ぺパーミントの主成分はメントールで、これが禁忌成分に該当します。ペパーミント精油成分のメントールを取りすぎると、頭痛や体の具合が悪くなる場合もあります。
アロマテラピーのお話し 〜ペパーミント〜-朴澤耳鼻咽喉科 NEWS
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
スペアミント:2
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味はなくく、ミント臭もほぼない状態
・量としてひと口
・塩以外の味付けをしても不味い
・食感はパサパサ
「効能、美徳」
ミントの効能は虫よけなのは実体験すみですが、美徳の語源は皆目見当がつきません。