スカシタゴボウです。
食べられるのかどうか?
アブラナ科なので可食です。先日も河原でセイヨウカラシナでみつけ試食した記事をのせましたが、これもアブラナ科です。毒があるという確実な情報源はありません。
味はどう?
クセがないですね。口に入れた直後や噛んだ瞬間の「こりゃ駄目だ」という苦味、渋みがほぼありません。強いて言えば、何度も噛んだ後のほんのりとした苦味があります。それに、茹でた後の色が緑色で見た目が非常に良いです。
食べられる量はどれぐらい?
ひと口以上豆皿までです。普通に酒の肴にしてオヒタシとしてだせば完食してしまうでしょう。
茹で時間、食感、味付は必要か?
茎がやや硬かったものの、2分でいい歯ごたえになりました。生の素材でもキク科のように芳香剤に近い香りもなく、ほんのりと青臭さがあるだけです。湯気もほぼ無臭に近い匂いで、煮汁の変化もあまり色落ちしてません。
茹であがり後の見た目の良さと癖のない味なので、味付なしでも食べられますが、醤油をつけると野草ということを忘れてしまうぐらいの味わいになります。
この雑草は?
同じアブラナ科のイヌガラシとよく似ています。葉っぱの切れ込みが深いのがイヌガラシで見分けがつきます。
詳しい見分け方はこちら。
両方とも花期は同じで畑のあぜ道や道路縁によくみられる野草です。この野草もありふれ過ぎるものの、人の食用や飼料に利用されることもなく、はっきりとした薬効も報告されていません。駆除対象として除草剤の効果がある野草に分類されるのは、野草食をメインとするこのブログではやりきれませんね。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
スカシタゴボウ:4
【まとめ】
・茹で時間は4分
・味はクセがなく、かすかな苦味のにみ
・量として豆皿程度まで
・塩以外の味付けでオヒタシと間違うほどの味になる
・食感はよろしい
「活発」
春全盛期に咲き誇るため勢いがあります。