ツリガネニンジンです。
食べられるのかどうか?
キキョウ科の多年草ですが、根っこが生薬の沙参(シャジン)になり無毒なのでたべられます。当ブログでも初夏に見られるホタルブクロを食しております。
ホタルブクロは無味だがみずみずしい - 雑草生活 ~weed
味はどう?
味は基本ありません。歯ごたえに加えて噛んでいくと微妙な甘味のようなものを感じますが、気のせいかもしれません。
食べられる量はどれぐらい?
豆皿程度でしょうが、醤油味という条件がつきます。塩ゆでだけだと、基本の味も香りもないので味気なさ過ぎて口が受け付けません。
茹で時間、食感、味付は必要か?
茹で時間は2分程度。茎が固すぎて、もうすこし茹で時間を増やすことも考えたけど、このブログでも何度も葉っぱが崩壊していくのを嫌ったので、今回は葉っぱだけの味レポです。味もほぼ無味、香りはまったくなく、水分をわりと多く含んで茹であがるので、唯一噛み応えだけはましでした。ただ、微妙な甘味らしきものがあるものの、食べるには何らかのアクセントがほしくなり、醤油味にしないと呑み込めませんでした。
この雑草は?
ネットでは意外にも食べている人もいて、葉っぱをオヒタシや和え物にしている人も多いようです。ただ、ニンジンと言う名前がある通り、主役は根っこなりますね。癖がないので、きんぴらや和え物にもいいです。
それに、はっきりした薬効が明示されており、根っこを日干しして乾燥させたものが、生薬の沙参(シャジン)としてあります。効用としては、煎じ液を去痰、鎮咳を目的に服用しますが、かなり苦いようなので、ハチミツをまぜるなど甘味を加えるといいようです。養命酒の素材は朝鮮人参だし、残念ながら著名な食品の主原料とはなっていません。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ツリガネニンジン:3
【まとめ】
・茹で時間は2分
・噛んだ直後のはっきりした味はなく、微妙な甘味がある
・食べられる量は豆皿
・醤油味で可食
・食感はよい
「やさしい愛情」「誠実」
無毒なのは人にとって好都合なので、そういう意味で誠実でやさしいという解釈をします。