ナズナです。
食べられるのかどうか?
春の七草なので食べられますし、醤油をつければおいしい部類に入ります。雑草ではなく野菜と言ってもいいでしょう。
味はどう?
素材の味は何もありませんし、逆に苦味や雑味、青臭さといった雑草の特徴ともいえる味もありません。また香りもほぼ無臭でした。
食べられる量はどれぐらい?
試食は毎回豆皿にしてますが、くせがまったくないので小皿程度までは行けるでしょう。
茹で時間、食感、味付は必要か?
2分の茹で時間でしたが、茹で過ぎでした。生でも湯気ですらも、草特有の青臭さはまったくしませんでした。
ゆで汁はほぼ無色透明で、灰汁もほとんで出ません。茹で過ぎでしたが、茎がほどよく固さがあるので食感はあります。
素材になんら特徴がないので、食材として使うには醤油などの調味料が欲しくなり、ほんの少しつけただけでも立派におかずになります。
この雑草は?
別名ぺんぺん草と呼ばれるアブラナ科なので菜の花と同じ種ですので、食べられる草と言えます。
味の特徴はありませんが、栄養価がかなり高い雑草と言え、中でもカルシウムはほうれん草が100gあたり50mgなのにたいして、なんと290mgも含まれております。ほかにもカリウムはリンゴの4倍の400mgも含まれ、高栄養食品です。
引用は、日本食品標準成分表(2015版 文科省)です。
レシピとしてもオヒタシは当たり前で、野菜炒め、天ぷら、胡麻和えなど少しの加工で食べられる方法が多いです。さすがに生食はアクがあるのでおすすめしませんが、少しかじった印象とゆで汁の灰汁の少なさからでは数少ない食べられる雑草に分類していいかもしれません。珍しいナズナ茶もあるようです。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ナズナ:7
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は無味
・量として小皿までは可
・塩以外の味付けでおいしさアップ
・食感はまあまあ
「あなたに私のすべてを捧げます」
実の形から別名「羊飼いの財布」とよばれ、財布由来の命名と言われます。