フタリシズカです。
体に石があるのに、草喰いをしている。
食べられるのかどうか?
今回は花穂が1本だけの写真ですが、1本から5本まであるセンリョウ科です。センリョウ科初めてながら、鹿がたべないので毒があるという見解もあるようですが、鹿にとって不嗜好性植物なだけのようです。苦味がほとんどないので、有毒ともおもいませんが、生食はやめたほうがいいでしょう。
味はどう?
かすかな甘みがあり、おひたしらしい瑞々しさ感じられる野草です。摘み取った状態でもミントに近い香りがして、食欲をそそります。茹でている最中でも、このミント臭は香りだってきます。苦味はまったくない稀有な野草です。
食べられる量はどれぐらい?
豆皿程度がいいでしょう。
茹で時間、食感、味付は必要か?
新芽なので迷ったけど、茹で時間は2分、茹で汁の色も茹でている最中の葉っぱの色も変わることがなく、茹で上がります。食感は瑞々しいのひとこと。おひたしらしい触感で、噛めばジュっと甘い汁が湧き出てきます。塩茹でのままでも十分食べられる食材ながらも、久々に乗っけたカツオブシと醤油でおいしさはアップすることでしょう。
この雑草は?
ヒトリシズカがお茶として飲まれたり、全草を4~7月頃採取して、陰干しにして乾燥させた後、2~4グラムを水0.4リットルで適量に煎じて服用すると利尿作用があったりする薬効があるものであるのに対し、フタリシズカには薬効も販売されている商品もありません。観賞用に用いられるだけの野草のようです。こういうものこそ、意外な商品の素材になるかもしれません。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
フタリシズカ:5
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味はミントのような良い香りでやや甘い
・量として豆皿
・塩以外の味付けをすると旨くなる
・食感はよい
「いつまでも一緒に」