最終更新 2023.6.3
先日、偶然にコウゾの野木をみつけたので、せっかくなのでジャム第二弾を書いてみました。前と同じく男料理なので、野草オヒタシと同じように「凝らずに簡単にできる」やり方です。
更新について
マルバノキイチゴの実として最初記事をアップしたものの、読者の方からコウゾだと指摘があり修正しました。
作り方は?
[材料]
・コウゾの実 約50g
・水 50cc
・黒砂糖 おおさじ1杯
・レモン果汁 レモン5滴
・塩 指先でパラパラ
[調理法]
1.摘み取った実をザルに移してもこれぐらいしか取れませんでした。で、このまま鍋にかけるとあっという間に焦げ付くことが予想されたので、水50ccを入れて煮ます。
2.砂糖をおおさじ1杯振り掛けて中火で煮ます。そしてお玉で粒々がなくなるがごとく、力を入れてかき混ぜます。時間にして10分程度。
3.塩をほんのひとつまみと、レモン果汁(レモン5滴)を入れて、弱火にしてことこと煮込みます。時間は10分程度でこの間もひたすらお玉でしごきます。これぐらい煮詰めると、粒々は容易につぶれていきます。
4.冷ましてしてから豆皿に載せて完了。
冷ます時間を除けば、30分程度で終わります。
水を入れて煮ないのがジャム作りの基本ですが、材料がすくないので今回は例外として水煮してます。また、ヤマグワでやったような色んなバージョンの作り方も試さず終いでした。
味はどう?
見た目が完全に豆板醤で、極めてしょっぱそうですが、味はいたって普通のジャムでした。実の生食だと青臭さが残っていましたが、煮詰めていくとその匂いも消え去り、イチゴ臭がかすかに漂います。材料が少なかったので、砂糖は申し訳程度の量だし、ジャムの量も少なく、食パン2枚に塗ったら終わってしまいましたが、ヤマグワのように花軸(実と枝がつながる部分)がないので、粒々感だけはかなり味わえました。