木酢液の蜂予防、特に営巣(巣作り)の効果についてです。

目 次
木酢液とは?
木酢液(もくさくえき)とは、木材を炭化(炭を作る)する過程で発生する煙を冷却して得られる液体のことです。主に炭の製造時に副産物として生じるもので、成分の大部分は水ですが、ほかに数百種類の有機化合物(酢酸、アルコール類、フェノール類など)を含みます。
✅ 主な特徴
茶褐色または黒褐色の液体
酸性(pH 2~3程度)
独特な燻製のような匂い
主成分:水(約80~90%)、酢酸(3~7%)、アルコール類、フェノール類など
✅ 用途
農業
土壌改良(微生物の活性化)
害虫忌避
植物の病気予防
園芸
植物の活性剤
薬剤の補助剤
消臭・防臭
家畜小屋やゴミ置き場の消臭
防腐・防虫
木材や畳などの防虫対策
とここまで某生成AIでコピペしたものの、蜂対策として有効とは書かれてませんね。

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設置した状況は?
伐採木ででた細めの枝を積み重ねていかにも蜂が好きそうな環境が整っています。
ここに以下のようにして木酢液を設置しました。
木酢液レシピ
・原液0.75Lに対して水0.75Lの合計1.5L
・ペットボトルキャップに直径8mm程度の穴を開けて放置
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ここ大事です。単に1.1の割合で木酢液をつくってもキャップで閉栓したら、肝心の匂いが周りにひろがりません。かと言って、キャップを閉めないまま放置すると雨水が入ったり、倒れた場合あっという間に空になってしまうので、こういう工夫をしました。


効果は?
蜂の気分まではわかりませんが、密集した枝の下のほうは蜂にとって最適の環境になるので巣を作っても何ら疑問はわきませんが、今回木酢液を設置した場所での蜂の巣の営巣は確認されませんでした。そればかりか周りに蜂の姿すら見えなかったので、やはり木酢液の焦げ臭い匂いは蜂にとっては「山火事のようないやなもの」と認識されるようです。さらに、設置してから三か月経過してもペットボトル内の木酢液は蒸発してないばかりかまだ残量が3/4もありました。焦げ臭い匂いは5mまで近づけば十分に嗅げる程度まで依然として効果を発揮してました。
筆者はこの匂いを不快とは思いませんし、設置場所は山合だったので他の人が侵入する可能性はないですが、人によっては火事の後を連想させる匂いなので人通りの多い場所では注意が必要だと思えます。
今年は蜂が大発生しており、おすすめです。