イラガに刺されました。
チャドクガは何回も被害にあっているものの、今夏の猛暑で大発生しているようです。業界歴10年で初めてでした。

イラガとは?
イラガ(は、チョウ目イラガ科に属する昆虫およびその総称です。「蜂熊」「オキクサン」「シバムシ」「キントキ」「デンキムシ」「ヤツガシラ」「オコゼ」「イタイイタイムシ」とも称され、そのほかに数十の地方名があり、イラガの天敵はカマキリやヤドリバエ、アシナガバチなどである。他の天敵にイラガの繭に寄生する外来種のハチ・イラガイツツバセイボウがいる。今年は蜂が矢鱈と多い年で、アシナガバチも多いということは餌のイラガも増えているということですね。
刺された時の状況は?
除草作業中に藪の実生枝を切っているときに、チクッとした痛みがあり、すぐに脇腹をチェックしたものの傷もないし、ダニなどの害虫もいなかったのでそのままにしていたところチクチク感は治まりませんでした。現場にはムヒアルファEXを常備しているので、軽く水洗いをした後、即塗布して仕事にもどりました。ただ軽いチクチク感という微妙な違和感はずっとありました。現場にいるので即着替えができなかったのと、当日の炎天下現場最高気温が40度を超えたので軟膏が汗で流れ落ちてしまったのがいけなかったようです。
刺された直後

下の画像がきれいとは言えない刺されてから8時間経過後のおっさんの脇腹画像です。6か所刺され、1か所除きニンニクをスライスした状況写真です。刺されてから半日経過してます。ニンニクスライスを貼った時点でチクチク感は消失しており、かゆみはありません。見た目は蚊刺されのようですが、かゆみだけは今回まったくなしです。

オーソドックな対処方法は?
どこのサイトでも書いてありますが、以下の手順が基本です。
1 刺された箇所を水洗いする
2 イラガの棘が残っているのでガムテープで刺された付近を貼って剝がすを繰り返す
3 服を着替える(結構大事)
4 ムヒアルファEXなどの抗ヒスタミン軟膏を塗る
5 可能なら冷やす
6 刺された付近を触らない
ちなみにブヨと蚊にはこっちのほうが効きます。かゆみ抑制成分がEXの倍はあるためです。
迷信?アロエ、ニンニク貼り付けの効果は?
蜂に関しては、ニンニク貼り付けの効果の記事はあるし、筆者もジバチ(クロスズメバチ)にさされた翌日にかゆみがひどく、ムヒアルファEX(軟膏)を塗ってしのいでいたものの、汗で流れてしまうため耐えきれず寝る前に貼ったところ、翌朝にはかゆみが消えていました。
ただ、毛虫についてはどこもヒットしなかったものの実は、こんなのを検索でみつけました。
この引用記事ではアロエとニンニクをすりおろしたものをアルコール抽出して保存料なしで精製したもののようですが、やっていることは筆者と変わりないと思えます。
貼っている間、皮膚のかゆみなどまったくなくイラガは常時チクチク感が残るものの、それすらまったく感じませんでした。
ちなみに刺された日にニンニクスライスを張ったあとの翌朝の画像はこちらです。赤味が広がっていますが痛み、かゆみはありませんでしたが、ニンニクスライスをとった後、結構かゆみが襲ってきました。汗をかくと余計にひどくなります。

痒みが引かないので今度はアロエを貼ってみました。刺されてからは30時間程度経過してます。さて痒みは引いてくれるのでしょうか?なお、アロエは反対側の皮を剥いてゼリー状の果肉を皮膚に密着して貼ってます。


下の画像が刺されてから42時間後の画像です。
まだ赤味が残っております。アロエを貼っていると痒みはなくなりますが、赤味は消えませんでした。

【結論】
[ニンニク貼り付け] イラガに刺されるとチクチク感が発生するが、ほとんど感じないほどの効果あり。赤味は残る。
[アロエ貼り付け] 刺されるとチクチク感の後の痒みが発生するが、ほとんど感じないほどの効果あり。赤味は残る。
参考 抗ヒスタミン剤は汗で流れないかぎり効果はあるものの、微妙なチクチク感と痒みは残る。赤味も消えない。