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雑草生活 ~weed

雑草を食べるブログ

クスノキの枝はネズミ除けになるのか?

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 職場の倉庫にネズミが入り込むようになったための対策です。

 

 

目 次

 

 

クスノキに注目したのはなぜ?

倉庫内においておいた次年度用の花の種が食い散らかされたのをきっかけに、最初ネズミ捕り用の粘着シートを使ったところ、 ファーストペンギンならぬファーストマウスが一匹だけ張り付いてました。ただ効果があったのは初回だけで、粘着シートの上に餌を撒いておいても二匹目以後は捕獲できなかったため、ネズミ除けの諸方法の一つとして樹木の防鼠効果に着目してみたわけです。

二匹目以後は、ネズミの方でも用心したらしく、粘着シートに触れたような跡はあるもののの、足をどかっと乗せるのではなく、進路を確かめるような足跡が残っているような状況だったので、ヒト対ネズミの知恵比べもやってみたかったこともありますね。

 

なお、粘着シートにかかったのはドブネズミで、筆者も見たいものではないので画像は割愛します。 一応リンク張っておきます。

ドブネズミ - Wikipedia

 

どうやるの?

枝を切って適当な長さに整えて、ネズミが入ってきそうな場所に突っ込んでみました。その時に、切る枝は樹皮に緑色の新芽が成長したばかりのもののほうが、忌避成分のカンファーの放散がはげしいです。それに、枝を切っただけででなく、樹皮を剥くようにしておくとカンファー成分の放出量も増えます。 

 

効果はどう?

ネズミが写っている決定的な写真はないものの、倉庫屋根と壁の隙間の部分の隙間から出入りしているようです。倉庫内にも届くような枝の突っ込みかたをしているため、タンスの中ほどではないものの、かなり樟脳の匂いが充満していました。

肝心のネズミの侵入ですが、最初は、この匂いにためらっている状況がみられ、粘着シートだけでは倉庫内にそろりと侵入している形跡はあったものの、枝を隙間に突っ込んでから数日は、誘き用の餌をかじった形跡はありませんでした。

ただ、その後再度誘き餌の煎餅を用意して様子を見たところ、見事に餌は完食されてました。すなわち、クスノキの枝のカンファー成分はネズミには効果なしということでした。

 

餌の煎餅完食前

 

餌の煎餅完食後


 

クスノキ枝を利用する時に注意することは? 

 あまった枝を事務所内において1時間も経ったころ、コガネムシの幼虫飼育をしている人の話では、幼虫がたい肥のなかから地上にもがきながら出てきたとのことでした。クスノキ精油は樟脳の成分にもあり、防虫剤ともなってしまうため、コガネムシだけでなく、念のためカブトムシやクワガタの飼育をしている場合、使用は避けた方が良いようです。