オニグルミです。
目 次
食べられるのかどうか?
毒性としては熟す前の実の外果皮や葉っぱ、樹皮にはジュグロン(juglone)という化合物が含まれており、これが皮膚に付着するとかぶれを起こしますが、猛毒成分ではありません。食べようと思えば”新芽なら”食べられるでしょう。
味はどう?
まったくの無味で、渋み、えぐみ、苦味含めて皆無です。生のタケノコのほうがはるかに苦いです。
食べられる量はどれぐらい?
味も素っ気もないのでひと口どころか一つまみで十分でしょう。
茹で時間、食感、味付は必要か?
茹で時間は2分。生の新芽の香りはやや青臭さのみでした。茹でていくと、5芽程度なのにゆで汁がみるみる青くなっていき、見た目以上の灰汁があったのでしょう。天ぷらにすればさっとひと茹でして揚げればうまかったのかもしれませんが、おひたし食がテーマなのでやめました。で、肝心の食感はパサパサ感のみで、2分も煮れば水分が口に広がる感覚がありそうなものの皆無でした。薄い塩味で煮てこれですが、醤油をひと垂らしするとパサパサ感は消えるものの、醤油の味のみでなんだかなあという野草です。
この雑草は?
一般に食されているクルミは「セイヨウグルミ」でオニグルミではありません。クルミ科のオニグルミは結実量も少なく栽培には不向きで、山野に自生するものからの収穫のため商売には不向きなようです。信州の五平餅はオニグルミを主成分にしているようですが、特産品として売り出ししているだけなので、市場流通量はごくわずかなのです。クルミは美味いし、種子には良質な脂質が実の60-70%を占め、ビタミンB1,Cも入っており、デンプンも多く含まれて栄養価が非常に高いです。また抗酸化作用という老化防止に効果があり、心臓病、認知症予防にもいいでしょう。
リンク
味 指 数
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
オニぐるみ:2
【まとめ】
・茹で時間は2分
・素材の味はなし
・量としてひとつまみ
・味付けしても醤油の味のみ
・食感パサパサ
花 言 葉
「至福のとき」
クルミを食べて至福の時?
う~ん難易度高すぎ。