アオキです。 最終更新日 2022.5.6
食べられるのかどうか?
アオキ科に属する常緑低木です。いままでアオキ科は食べたことがなくまったくはじめてになります。葉、実ともに毒性はありません。
味はどう?
最初は無味かと思えますが、フキノトウ並みの苦みが襲ってきます。じんわりとかつけっこう口内に残るしつこい苦味なので、筆者は苦手です。
食べられる量はどれぐらい?
苦味嫌いの人間にとっては豆皿程度が限界でしょう。ほんの味見と言ったところです。
茹で時間、食感、味付は必要か?
茹で時間は2分でしたが、新芽のため茹で過ぎの印象でした。半日程度水につけて灰汁抜きをしましたが、ほとんど変化なしでした。湯気はほうれん草並みのいい香りでしたし、茹で色も綺麗な黄緑で食欲をそそるものでした。しかし、如何せん、苦い。ひたすら苦い。野草に苦味はつきものだし、まともに食べられる野草は20種試して1種とわかっていながらも、ヤブカンゾウのような美味野草が恋しくてたまらんです。
身近な野草のアオキは、民間薬としても有名で、生の葉を火で炙って柔らかくしたものや,炙ったあとすり潰して泥状にしたものを霜焼け,火傷,出来物,切り傷などに外用するなどの利用方法があります。
この雑草は?
アオキのマダラ模様の有無を疑問に思ったことはないでしょうか?そう、アオキは変異が多く、葉の柄がマダラになったり、葉に縁取りがされていたりします。園芸品種として改良されるたびにマダラの度合いが強くなります。いかに、一部品種の紹介を。
ホソバアオキ(細葉青木)
葉の縁に模様が入る「サルフレア」
亀甲葉アオキ
なお枯れる場合、「炭疽病」という葉っぱが真っ黒になって葉茎が死んでしまう有様になります。画像のようになったら手遅れなので、黒い葉っぱが出た時点でもぎ取るか、ベニカXネクストスプレーを吹き付けると効果があります。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
アオキ(新芽):1
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は苦味が強い
・量として豆皿
・醤油味でも苦味は消えない
・食感は柔らかい
「若く美しく」
寒中の最中でも常に青々とした葉っぱを茂らせており、茶色の世界となった冬では引きひときわ目立つ植物です。