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雑草生活 ~weed

雑草を食べるブログ

ヒノキ類の先祖返り

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目 次

 

 

先祖返りとは?

先祖返りとは、下の画像のように樹木を強剪定したときや樹木の手入れを怠り通気性が悪くなった場合に、それまでと違った枝葉が現れてくる現象です。一般には剪定後に見られることが多いようです。それまでのなめらかな葉っぱに変わって「トゲトゲ」の触ると痛いくらいの杉葉のような固さになる状態のことをいいます。消えたはずの遺伝子形質が何らかの刺激を受けると再び表れてくるようですが、園芸種に多く見られます。

 

 

先祖返りしやすい樹木は何?

 筆者が把握しているもので、次の3つがあります。園芸種のヒノキ系の樹木は共通して先祖返りするようですね。先祖返りの語源は定かではないですが、ヒノキの新芽が出たときの状態になるため、このように呼ばれていると思ってよいでしょう。 

ヒノキの新芽

ヒノキの新芽

 

カイズカイブキ

 庭木の代名詞のよう樹木で身近によくみられます。

 

チャボヒバ

 これも 庭木に多いですし、玉チラシの形でよくみかけます。カイズカイブキと似たような先祖返りになってます。 

 

ヒムロスギ

あまり見ないサワラの園芸種ですが、写真ではサワラの葉っぱと杉葉が共存しているようにみえます。 

 

 

対策はどうする?

強剪定の結果、 このような杉葉の状態になるので対策は強く刈り込まないことです。一度トゲトゲ状態になると、もとの形状にはもどらないため、見つけ次第、枝の根本から剪定してしまうのが手っ取り早い方法です。このまま放置しても、他の枝葉も同じように広がっていくとか、樹勢が弱くなっていくとかという樹木の生育に大きく影響するような事態にはなりません。ただ、見た目がよろしくないことや、トゲトゲがあり柔らかい葉っぱではないため、人の背丈ほどの高さにあると顔にあたり、特に目の怪我をしやすくなるような状態になりますので、樹木の設置場所によって枝葉の抜き取りという対策をしたほうがいいでしょう。人目につかない裏庭のほうなら放置で一向にかまいません。