カラスノエンドウです。
食べられるのかどうか?
昔は農作物としてつくられており、生の状態はともかく、微量の毒はあるもののマメ科なので茹でれば食べられます。
味はどう?
癖はありません。生の状態や茹でている時の湯気は「草」そのものの強い匂いがして、食べられる気がしませんでしたが、茹でればそういった青臭さは消えてしまい、微妙な甘さまで味わえます。
食べられる量はどれぐらい?
癖はないもののひと口以上豆皿まででしょう。茹でることで灰汁が排出されており、微量の毒(シアン化合物)が気になりますが、厚労省の自然毒植物には入ってません。
なお、ここにはジャガイモまで載っているので、猛毒植物のチェックリストとして使う方がいいようです。
茹で時間、食感、味付は必要か?
2分で丁度いい茹で加減でした。食感もほどよい歯ごたえがあり、おひたしとしても通用するぐらいです。
味は湯気の生臭さに比較して、肝心の茹であがった素材のほうは、かすかな甘味まであります。醤油なしでも行けますが、醤油味があると単なる試食がおかずになるほどです。かつお節もうまくマッチングしてました。
この雑草は?
マメ科の雑草で、近種にスズメノエンドウがあります。(wikipediaで画像引用)
この雑草の面白いのは、毒情報とともに食べ物のレシピが多くヒットします。オヒタシはもとより、天ぷら、かき揚げ、サラダ、カレー、マメを納豆にした人もいます。これだけ食物利用されて事故報告をほとんど聞かないし、農作物としての栽培実績からも食べるには問題ない雑草と言えますね。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
カラスノエンドウ:4
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味は微妙な甘味
・量としてひと口~豆皿まで
・塩以外の味付けでおいしさアップ
・食感はよろしい
「小さな恋人たち」
見た目通りの小さい紫の花も黄緑の葉っぱもかわいいです。