ウラジロチヂコグサです。
食べられるのかどうか?
キク科なので基本的に食用となりますが、あまり食べるものとは認識されていないようで実際に食べた人もいないようです。ハハコグサが春の七草に1つとして分類されているのに対して、ウラジロチヂコグサにも毒はないのになぜなのでしょう。
味はどう?
味と香りはありません。湯気がほんのりと青臭さがあるもののいやな匂いではありません。この雑草はみずみずしさだけはピカイチです。
食べられる量はどれぐらい?
みずみずしさがあるので、ひと口以上豆皿までは食べられます。
茹で時間、食感、味付は必要か?
葉っぱの厚さから4分と迷った挙句、2分で茹でたらいい柔らかさでした。生の香りはほとんどせず。湯気に多少の青臭さはあったものの、癖のない雑草です。この雑草は茹でた後の色合いが非常に綺麗でした。食感は厚みのある葉っぱのせいで、十分な噛み応えとなによりもみずみずしさが抜群でした。何も味付しない状態では、水菜そのものでしたが醤油をつけると野菜に変化しました。野草なので無理はしませんでしたが、空腹なら小皿近くまで食べてしまうような勢いでした。
この雑草は?
春の七草(✳)の「ハハコグサ(ゴギョウ)」とよく似ていますね。違いはハハコグサの葉の表面が白いうぶ毛に覆われているのに対して、ウラジロチヂコグサの葉っぱの表面はツルツルになっています。父はツルツルのハゲ頭とでも覚えておけば間違うことはありません。春の七草は年明けにアップしますが10月に秋の七草の内見つけられた5草を紹介したばかりなのに、月日が経つのは早いものです。
(✳)ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・セリ・ナズナ・ゴギョウ
ハハコグサ写真
この雑草は、芝生に頻繁に生えてくるやっかいな雑草です。ロゼットと言って車状に葉っぱが広がるため草刈り機では駆除できず、手抜きの道具を使って抜くしかありません。しかも、一度抜いても、根っこが完全に除去できるわけではないので、抜く前よりは小ぶりながらもまた生えてくる非常にやっかいな雑草です。
国立環境研究所の分類では、「特定外来植物」にも「要注意外来植物」にもなっておりませんが、関東以西ではほぼ全域で侵略されている雑草です。
手抜き雑草に便利だったのは、下記の道具が比較的使いやすかったです。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ウラジロチチコグサ:3
【まとめ】
・茹で時間は2分
・味、香りはないが水菜に近い
・量としてひと口以上豆皿
・醤油をつけると普通に野菜として食せる
・食感はみずみずしく良い
「父の愛情」
そのままですが、ハハコグサの花言葉が「永遠の愛情」という強い表現なのに対して父に対してはそっけないものです。