オオブタクサです。
茹で時間は?
茎の固さがあったので3分にしましたが、葉っぱが崩壊し始めたので2分程度がいいです。生の葉茎はキク科特有の香りで本家ブタクサよりもやや薬味臭がします。湯気もキク科の匂いを放ってました。茹であがりは綺麗な緑色になり、煮汁も少し色がでてました。1分過ぎたあたりから、灰汁の泡がどんどん出始めたので、灰汁抜きには最低でも2分は必要です。
写真は持ち帰った袋にいたオンブバッタです。
味はどう?
最初は無味ながらも、かなり遅れて少しの苦みがやってきますね。ブタクサやヨモギに比べるとむしろ食べやすい雑草です。特に茎が水菜に近いし、後味がよかったです。茹でた後の色合いが綺麗なので、普通に出されたらオヒタシだと勘違いしそうです。
ここでブタクサの引用
食べられる量はどれぐらい?
強い癖がないので、ひと口では物足りず豆皿ぐらいまではいけるはずです。
味付は必要?
少しの苦みが出てきますが、これは醤油で完全に消せます。オオブタクサには醤油は必須です。
食べた感触は?
3分だと葉が柔らかすぎましたが、茎がみずみずしく苦みもまったくないので、いい味わいでした。
オオブタクサとは?
この雑草は比較的あたらしく日本に進出してきた外来雑草で、1952年頃から増え始めているようです。生の葉茎はややざらつきがあるので、素手で触ると痛みが出る場合もあります。
本家ブタクサと同様に、秋から冬の時期に花粉症の原因となる雑草です。湿地に多く生息するので、アレルギー体質の人はお気をつけください。
また、外来侵入植物100にも指定されているぐらい、繁殖力の強い雑草です。冒頭写真で150cmぐらいに成長してますが、これぐらいになると素手で抜き取るのは厳しいぐらいの根のはり方をしますので、膝下ぐらいまでの高さの時に抜き取るのがベストです。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合食べられない食材とします。
オオブタクサ:5
【まとめ】
・茹で時間は3分だと茹で過ぎ
・味は最初なし、遅れて苦味、香りはキク科そのもの
・量として豆皿まで
・醤油で美味しさ倍増
・食感はよい(特に茎)
「さみしがり屋」
その割にはあちこちで背の高いこの草を見かけますね