ミントは経験上、肥料も水もやらずに勝手に育ちます。
香りも良いし虫よけ抜群ですが、繁殖力がすごいので取扱いには要注意です。虫よけ効果は、葉を加工してスプレーにして利用するというのではなく、自然に植わっている状態でのお話です。
効き目は?
経験上「蚊」「ハエ」に効きめがあります。葉から出る「L-リモネン」はゴキブリにも多少の効果がありますが、同じリモネンでも「D-リモネン」が入った柑橘類が効き目が強いです。ミントの主成分がハッカ油(メントール)なので蚊やハエに効くと思った方がいいです。現場で扱ったのはスペアミントです。
手に入れやすさは?
容易に手に入りやすいです。育苗店や近くのホームセンターには必ず売っています。プランターに土をいれ、効き目がゆっくりな粒肥をまぶして、水を十分に与えた後、種をまけばすぐに発芽します。鉢植えだと2年で土の栄養分がなくなるので、大きめのプランターがおすすめです。
育てやすさは?
きわめて容易です。というよりも放置でも全然かまいません。暑さ、寒さにも強く一回まけば水やりすら不要で、よほどの日照りでもなければ自然の降雨だけで十分です。ただ、枯らすと悪臭がでてきますので、変色してきたら撤去するのがおすすめです。
育つ時期は?
3月~11月という15度以上20度程度が適温ですが、比較的暑さにも寒さにも強く冬でも枯れないです。冬はさすがにあまり大きくなりませんが、夏場の圧倒的な繁殖力には驚かされます。夏場は虫も多く出ますが、ベランダや出窓付近においておけばほとんど蚊は入ってきません。
気を付けることは?
必ずプランター栽培にして、しかも下がコンクリートの場所の所に置きます。飛び散った種が見つけやすく、捨てやすいからです。そして、決して地植えはしてはダメです。ひと粒の種が庭中に広がっていき絶対に後悔します。グランドカバーとしてミントを紹介しているサイトがありますが、繁殖力を知らないから書けるのです。ミント株も数がすくなければ芳香がよいですが、管理しきれなくなると枯れはじめ、枯れたミントは悪臭そのものになります。繰り返しますが、地植えは避け、グランドカバー用の植物とすべきではありません。
まとめ
【効きめ】 蚊 ハエ ゴキブリ(効果は弱い)
【手に入れやすさ】 容易
【育てやすさ】 容易(世話いらず)
【育つ時期】 3月~11月という15度以上20度程度が適温、暑さ寒さにも強く冬でも枯れない
【気を付けること】 必ずプランター栽培にする、繁殖力が強いので地植えをすると庭中がミントだらけになる