シンミズヒキです。
茹で時間は?
葉っぱに厚みがあり、2分茹でただけでは柔らかくならなかったので追加1分の合計3分にしました。生の葉の匂いは無臭にちかく、茹でているときの湯気もほぼ無臭。ただ、お湯につけるとアッという間にお茶のでがらし色に変色しましたね。この色になると一気に食べる気がなくしますが、まあ我慢です。
ちなみに、20種以上の雑草を試食していますが、でがらしカラーになって旨かったのは一つもありません。
味はどう?
基本的に無味です。しかも、結構な時間ゆでているのにパサパサ感が強く、やたらと繊維質が口に残り、なかなか飲み込めません。無味ですが、食べたくない素材です。
食べられる量はどれぐらい?
無味で口に残る感覚があるのでひと口まででしょう。
味付は必要?
醤油をつけるとどんどん食べられるものと一瞬勘違いしますが、噛むとパサパサしているのですぐに飽きてきます。ゆえに、あってもなくても変わりません。
食べた感触は?
葉がなかなか飲みこめるほど細かくならず、しぶとい繊維質なので噛みちぎれません。
茹で時間が標準的なものにもかかわらず柔らかくならない食材です。
ミズヒキとは違うの?
水引という言葉は結婚式のご祝儀袋の飾りとして有名です。花実の伸びた部分がミズヒキという雑草に似ていることから命名されています。ミズヒキが葉っぱに黒い「八の字」の柄があるのに対して、シンミズヒキは葉っぱに柄はないですが、光沢が強いのが違いですね。他に利用されている事例もほとんどなく、葛のように大威張りで勢力を拡大するわけでもなく、雑木林のやや湿ったところで、地味に生息しているタデ科の雑草です。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とします。0の場合、食べられない食材とします。
シンミズヒキ:1
【まとめ】
・茹で時間は3分
・味は無味、香りはなし
・量としてひと口まで
・醤油でも変わらず美味しくない
・食感は葉っぱの繊維が細かくならない
「祭礼」
そのままです。のし袋もミズヒキが描かれています。