ヘラオオバコです。
茹で時間は?
最初の3分で素材を取り出したところ、笹の葉と間違うばかりの固さで追加で1分煮てを3回繰り返し、ようやく葉っぱが柔らかくなった感触があったのが6分です。茎は3分でも6分でも固さに変化はありませんでしたが、あまり煮過ぎると葉っぱが粉々になってしまうため、これ以上の煮沸はおすすめしません。煮た時間に比例して、煮汁の色はどんどん濃い緑色に変化していきました。
味はどう?
やや苦いだけでほぼ無味です。いたる所にある雑草にしては、雑草特有の雑味もなく意外に食べられる素材でした。茎の方が苦くはないですが、味もほぼありません。
食べられる量はどれぐらい?
少しの苦さがあるので、葉っぱだけを豆皿ぐらいまでにしておいた方がいいでしょう。
茎は繊維が残る感覚が強いので食べない方がいいでしょう。
味付は必要?
葉っぱの部分は素材だけでもほんの少しの苦さが嫌でなければ食べられます。苦さは醤油でなくなるので醤油に少しつければ、普通に食べられます。茎は何をしても無駄です。
食べた感触は?
6分あまりもグツグツ煮たにしては、歯ごたえは非常にいいです。食べ物を食べているという実感を持てます。茎は固すぎてまったく噛みずらく、噛みつぶして小さくなった後でも繊維質が口内にいつまでも残ります。
ヘラオオバコは他に利用されているの?
今回は河原のグランド近くで見つけましたが、乾燥した土地ならどこでも生えてきます。環境省指定の要注意外来生物に指定されている雑草になっておりますが、海外では動物の飼料として栽培されていたり、人用のハーブ等として薬用や食用として利用されていることが知られています。
オヒタシという簡単な調理法でもそれなりにおいしさを堪能できました。繁殖力も旺盛なため食材としての原価も低く抑えられそうですので、工夫次第で再利用や専用利用が期待できます。
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
ヘラオオバコ:5
【まとめ】
・茹で時間は6分は必要
・味は無味
・量として豆皿までなら食べられる
・醤油でうまさ倍に。
・食感は良い
「素直さ」
茎のまっすぐな伸び具合が素直さを現しています。
そして素直に全国各地に領域を増やしています。