アカバナユウゲショウです。
目 次
茹でる時間は?
生の葉茎がやわらかいので茹で時間3分でも長すぎるくらいです。
調理では激変し、湯に入れた瞬間イタドリの時よりも早いわずか1秒で褐色に変化しました。湯気の臭いはほぼありませんが、やはりオヒタシは緑色じゃないとどうにも食べる気が失せます。
味はいいの?
口に入れたところ、噛む前から酸っぱい。
噛むとなおさら酸っぱい。
醤油をかければ、少しはましかと思うもやはり依然として酸っぱい。
本当に食べられるの?
味見のひと口ですら無理ですね。ひどい酸っぱさに飲み込めませんし、食べ物ではありません。
味付はあったほうがいいの?
醤油をかけようがかけまいが、素材が不味すぎるので何をやっても無駄です。
噛んだ時の第一声は?
コシがなく、ぐにゃぐにゃ状態で気持ち悪いのみでした。
この雑草のよもやま話は?
アカバナユウゲショウは、アカバナ科の非常に小ぶりな雑草です。まれに膝上以上に成長するものあるようですが、30cm以下がほとんどです。5月~8月に地味な赤い小花を咲かせますが、まったく主張しない雑草なので興味がある人以外「普通の草」いや、存在すら発見されません。
茹でた葉茎が褐色になるのは、過熱によって葉、茎内のマグネシウムがフェオフィチンという物質に変化するため発生する現象のようです。葉緑素の比率が高ければ、生の葉っぱは濃い緑色のはずですが、アカバナユウゲショウは薄い緑色で葉緑素が少ないので、褐色に変化する時間が早かったのでしょう。
夏場に、道端でよく見かけるオシロイバナもユウゲショウという別名を持ちますが、政府発表資料では、ユウゲショウ, アカバナユウゲショウ, ベニバナユウゲショウが同じ種とされ、オシロイバナは含まれません。
オシロイバナは葉、茎、実、花、種、根ほぼ全部毒草(特に実と種)と言われますが、公的機関の公式発表はありません。ただし、ラット実験で5g/kgほどの致死量も報告されているので近づかないほうがよさそうですね。
味 指 数
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とします。
0の場合、食べられない食材とします。
【まとめ】
・茹で時間は3分だと長すぎる
・味はとにかく酸っぱい
・量はひと口でも食べられない
・塩以外の味付けをしても食べられない
・食感も良くない
花 言 葉
「臆病」
臆病な割には強烈な個性的な味でしたが、佇みながらもじわじわと勢力を拡大していく雑草なのでしょう。