ハキダメギクです。
目 次
茹でる時間は?
時間は2分で十分です。それ以上だと触感が悪くなりそうです。
煮沸したお湯に入れると、他のキク科同様色合いが綺麗な緑色になります。湯気の匂いはほとんどなく、煮汁の変化もほぼなかったので無難な食べ物と思えました。
味は美味しいの?
口に入れてみると味を感じず、旨味も、苦味も、雑味もありません。
ひと噛み目でも、味も香りも感じない。
ふた噛み目を終わり、飲み込む寸前でキク科特有の鼻に来る香りがありました。
食べられる量の目安は?
ひと口の味見以上、豆皿までという実感があります。
塩以外の味付けは?
素材自体に味がないため、醤油などをかけて食べないと非常にもの足りない食材と言えます。
食べた感触はどんな具合?
短時間で茹でたため、噛みごたえだけはよかったです。
ハキダメギクについてもう少し教えて?
葉っぱの形はキク科そのものですが、ヘクソクズラといいこの雑草も悲惨な命名のされ方をしています。植物学ではかの有名な牧野富太郎先生が世田谷に住んでいた時に、ごみ捨て場付近でみつけたゆえにこういう名前になったようです。
世田谷は今でこそ高級住宅地もありいい印象をもちますが、1930年頃だとまだ畑、雑木林の宝庫だったはずなので牧野先生も見つけられたのかもしれません。もしも、桜の近くに群生していたら「サクラシタギク」なんて名前になっていたのでしょうかね。
道端外来浸食種とも言われるようで、草丈はひざ下ぐらいなので目立つ草ではないですが、100年近くかけて日本の国土全体に行き渡ったようです。
味 指 数
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とします。
0の場合、食べられない食材とします。
ハキダメギク:3
【まとめ】
・茹で時間は2分で十分
・味はほとんどなく少しの香りがあり、食べられないことはない
・量として豆皿までなら食べられる
・塩以外の味付けは欲しい
・食感は噛みごたえが良い
花 言 葉
「不屈の精神」
これがあるから日本の国土全体をほぼ征服したのでしょう。これからも地味に生存を図っていくんでしょう。