セイタカアワダチソウです。
感 想
茹で時間4分。
緑化の仕事では、刈払機でなぎ倒すのは爽快でしたけど、敵以外の何物でもなかったこの雑草を食べる日が来るとは思いもよりませんでした。
1m以上に成長しているものは、さすがに雑味が多いだろうと予感したので、20cm以下の出たてを良い具合に見つけられました。
摘み取って茎を折ってから香りを嗅ぐと、つーんと鼻につき、前回のヨモギとは打って変わって安心感は吹っ飛びました。ビニール袋に入れてても、キク科とは言え他の雑味臭も交じって期待できないのか?などと複雑な心境でした。
茹でている間も、あまり鼻に心地のいい匂いはしませんでしたが、煮汁にはあまり変化がありません。茎が固そうだったので4分で正解でした。
期待しないまま口に運ぶと、やや苦味はあるもののヨモギほどの強い芳香はなく葉も若葉に近かったので柔らかく、雑味もあまりなく良い感じで裏切られました。期待しなかったのでひと掴みだけ採取してきましたが、あっという間にお皿の上全部平らげてしまいました。
こういう実験系では主観を持たないほうがいいようです。
味 指 数
ほうれん草を最高値10、青汁を3とした場合の基準とし、0の場合、食べられない食材とします。
セイタカアワダチソウ:4.5
【まとめ】
・茹で時間は3分
・味は癖の強い春菊
・食べられる量は豆皿まで
・醤油はあったほうがいい
・食感は比較的良い
花 言 葉
「元気」「生命」
まさにそのまま。無限の成長なんてのも加えていいぐらいです。
この植物はとにかく群生して成長していることが多いです。
根っこからアレロパシー物質を分泌して、他の植物の侵入を困難にすると言われます。緑化担当の仕事の時に、この分野の研究しているお客様もおりましたが、写真で見る限りススキ(カヤ)のほうが先に植生をはじめたのでしょうか。